本番に強い子と弱い子がいます。
もともとの性格の違いもあるけれど、
力を発揮するための自分なりの方法を見つけられた子は、
本番で実力を出せると思います。
自分が経験してわかったこと
私は幼稚園から付属育ちなので、「受験」の経験がなく、
子供が試験に挑むときの気持ちが、正直、よくわかりません。
でも、去年からTOEICを定期的に受験するようになって、
少し想像できるようになってきました。
TOEICは2時間200問を解き続けますが、
1年弱経った今も、2時間ずっと集中し続けることはできません。
私は1問ごと弛緩と緊張を繰り返して、集中力を保つようにしています。
中学入試は教科ごとに休憩があるものの、4教科で3時間弱。
子供は長時間のテストで自分の力を出し切れるように、
気持ちのコントロール方法も意識していると思います。
関係ないことばかり考えてしまう
私は試験中、夜ご飯どうしようとか、リビング模様替えしようかなとか、
頭に浮かぶことがよくあります。
すぐ現実世界に意識を戻すように心がけていますが、
問題が難しい時ほど、妄想に逃げる傾向があります。
自分の力で解ける問題は、手応えもあって楽しくて、
前向きに取り組めるけれど、
解けそうにない問題に直面すると、たちまち意識がそれていきます…
娘の勉強をみていると、まさに同じ状況で、
難しい問題になると、歌いだす、暴れだす、逃げる…
問題が解けるようになれば、逃げなくなると思うのです。
過去問の意味
TOEICでも、公式問題集をやり込むことが点数を上げる近道と言われます。
過去問をやり込むと、出題傾向を把握し、出題形式に慣れることができます。
類題をやり込むことで、実力が付き、初見の問題でも対応できます。
時間配分も、過去問を繰り返すことで体に叩き込まれていきます。
直前まで覚えられない言葉を詰め込もうと焦るよりも、
過去問を徹底的に繰り返す方が、落ち着いて試験に臨むには有効です。
何度も解いてしまって答えを覚えているかもしれませんが、
目的は、解き方をきちんと理解しているか、どうしてこの答えになるのかを復習することです。
過去問と同じ問題は出ないけれど、傾向が同じ問題は出るので、
これから直前までの対策として、過去問の繰り返しは有効だと思います。
(一度やったらもう過去問はやる必要ないという先生もいますが…)
息子は直前期を、
「自分の今持っている武器を、鋭く研ぎまくる時期。
当てたい的にグサッと突き刺さるように、どこまでも鋭くする時期」
と表現していました。
そのための道具が、過去問でした。
中学受験のブログがたくさん。
参考になります!

