(プロフィールはこちら)

「親に無理強いされて、恐怖で、やるしか道はなかった。」

「中学受験で俺の人生は台無しになった。」

弟は三十半ばの今になってもまだ、実家で親の顔を見るとそのセリフを吐きます。

「中学受験していなかったら、今よりろくでなしになっていた。」

「まともな人間に育て上げてもらったことを感謝しろ、恨まれる筋合いはない。」

と言って母は譲りません。

よく飽きもせず何十年も同じ話題で口論できると呆れます。

子供にとっての中学受験

ほとんどの小学生は、4年生から通塾を始めます。

週2、週3で国語算数理科社会。1日3時間の授業、そして宿題。

周りも受験生だらけなら、まだ抵抗は少ないかもしれませんが、

中学受験する子供が少ない学校では、

みんなと一緒に放課後遊べない孤立感もあるし、

冷やかしの的になったりすることもある。

塾通い自体は、楽しいと感じている子供も多いはず。

でも、定期的にテストがあって、数字で並び替えられる世界では、

数字しか見ずに上から怒鳴るだけの親も結構いる。

そして親子の間の亀裂が大きくなっていく…

親に言い返せない子供

私も弟も、親に言い返せない子供でした。

怒り狂って怒鳴っている母親には、何を言っても火に油を注ぐだけ。

黙って嵐が収まるのを待っていればいいと思っていました。

でも、大人になって、「反論する」ということを知ってからは、

親に対して意見をぶつけることができるようになりました。

我慢をやめることで、親に対するストレスがかなり減りました。

私も、弟も、子育てで一番神経質になっていることは、

子ともに理不尽を飲み込ませないこと、

自分の考えを口に出せる子供に育てることです。

ぶつかり合うのは疲れますが、それで相手の心が見えれば、

不満感を抱えたまま大人になることは防げるかな、と思っています。

子供と一緒に中学受験を考える

親の理想のレールに乗せることに必死になると、

子供を歪めることにもなりかねません。

中学に行ったら髪を染めてピアスを開けて彼氏と渋谷で遊びたい娘と、

知識をつけ、思考力を鍛え、自分で考えて行動できる大人に成長してほしい私でも、

探せばきっと、どこか交差する場所があるはずです。

お互いがここなら行きたい、通わせたい、と思える学校が見つかるはずです。

娘に、明確な目的をもって、中学受験に臨んでもらうために、

「受験なんてしたくなかったのに親に無理やりやらされた!」とならないために、

新小3の1年は、とても重要だと感じています。

中学受験のブログがたくさん。
参考になります!

にほんブログ村 受験ブログへ