ずっと付属で育った私は、社会に出てから初めて、
自分がすこし「ずれている」という事実に気が付きました。
20年弱育ってきた環境で染みついた「付属的雰囲気」は、
努力で変えられるものではありませんでした…
お嬢様というか世間知らず
付属小学校に通う子供たちは、経済的な状況が似ています。
だから、生活エリアも、生活習慣も、似ています。
うちの親は、子供を隔離された環境で育てることで、
安心し、優越感に浸っていました。
でも子供にとっては、多種多様な子供と接する機会を奪われている状態。
小さな世界の偏った常識や考え方が、一般的であると勘違いして、
世間知らずな子供に育ちました。
私立小学校に通っていても、近所付き合いなどがあれば別ですが、
我が家はとにかく、「貧乏人と付き合うな」という親の方針で、
近所の子と遊ぶこともなく、
普通の社会から隔離されていました。
周囲となじもうと頑張っても浮く
自分が変だな、と気が付いたのは、就職してからです。
私の言うことすべて、「ん?」という反応をされる。
雑談が成り立たない。
「不思議ちゃん」とか、「お嬢様」というレッテルが貼られました。
それでも、おじさま受けはとてもよく、そして周囲にひがまれる。
「世間知らずで、いいお嫁さんになる子」を育てるための学校だったから。
付属は付属同士が落ち着く
私は、自分の置かれた不自然な環境がイヤでした。
周囲の友人は、同じような環境の人と結婚して、同じような生活をしています。
それが自然で落ち着くことだから。
私の夫は、「普通」の、公立→浪人→大学→サラリーマンです。
会話をしていて、子供の頃の遊びとか生活が、全く違うなぁと感じることはありますが、
協調性があり、周りと自然にうまく付き合うことが、上手です。
子供たちには、たくさんの人と、自然に打ち解けられる人間に成長してほしい。
そのために、公立小学校を選びました。
いろんな子供がいて、その中でどうふるまえばいいのか、
小さい時に体で覚えておくことは大切なことだと思います。
大人になってから努力しても、どうにもなりません。
★でもでも、低学年での勉強は、公立よりも私立のほうが、しっかり見てくれるかな…
中学受験のブログがたくさん。
参考になります!

